出会い系サイトが果たすべき役割とは?

出会い系サイトは当初、文通相手の斡旋や結婚相談所といった程度の扱いだったと
言います。現在では多くの犯罪の温床とも言われるように至った、
出会い系サイトの歴史と、為されるべき対処とはなんなのでしょうか。

「出会い系サイトは初め、本当に真剣な出会いを提供するサイトであり、
実際にユーザーからも信頼される出会いの場だったんです。
それが現在のような『いかがわしい』とされるような状態になったのは、
ずばり出会い系の持つ匿名性にあります。
どんなユーザーでも、自分を偽って登録できるんですから、犯罪目的のユーザーから
すればおいしい、ってことだったんですね。彼らがこの場所に目をつけ、
援助交際や暴行、詐欺などの犯罪行為が頻繁に行われるようになったんです。
また、悪質な目的で出会い系サイトを運営する業者が現れたことも、
出会い系サイトが「いかがわしいもの」となった大きな要因ですね。
要するに、犯罪とか不正な目的で使う人間にとって都合の良い環境であったことが、
出会い系サイトを悪い方向に導く結果になったのですね。
結果、こういうサイトの存在によって児童が被害にあうケースが増えたことを受けて、
規制法が作られ、18歳未満の出入りを禁じたわけです。
勿論、これがあったからって問題が終わるわけじゃない。
結局は場を提供する側、使う人間達がちゃんと守れるかどうかですから。
ちゃんとルールを遵守する良心的なサイトが残ってほしいものですね。
ただ、『出会い系サイト』は、未成年を犯罪に巻き込む場と言う意味では
その重要性は低くなりつつあります。
理由として、SNSが台頭したために出会い系サイト全体が下火になり、
敢えて未成年が使う場所でなくなったことが挙げられる訳ですが。
未成年のネットにおける犯罪被害と言う意味でこれから気をつけるべきなのは、
未成年も利用できるゲームサイト、SNSサイトなどでしょうね。
(2011年上半期、「出会い系」以外のサイトが起因となって
子供が巻き込まれた犯罪の摘発数は726件で、
うちモバイルコンテンツ審査・運用監視機構から健全と認定されたサイトが
52.9パーセントにのぼった)
現にアメリカでは、性犯罪の前科を持つ人間は、
SNSを利用できないようにするという動きもあります。
日本でも、SNSサイトが(法的には出会い系サイトでなくとも)
ポスト『出会い系』である、という認識を持って、
対策を講じる必要があると言えるでしょう。
業者、ネット、社会、子を持つ親、全部が他人事だと思わずにね」

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